取付で困ったら(木製手すり編)
木製手すり編
困った①:柱が無かった。
石こうボード壁の叩いて固い音がするところに、手すりを取り付けようとしたが、
間柱が無かった。ということは、たまにあります。
特に壁端(ドア枠横)などは柱が無くても、固い音がします。
そんな時は、壁下地探し「どこ太」で確認する。
もしくは、補強板を取り付ける想定であれば、
板で隠せる範囲で、キリやネジを片っ端から差していきます。
感触があり、逆回転で押しても入って行かなければ、当たりです。
困った②:間違えて開けた壁の穴を補修したい。
壁紙の誤ネジ穴は、壁補修材(ホームセンターにあります。)で埋めます。
水性絵具で調色すると目立たなくなります。
または、コンセントプレートに隠れている部分の壁紙を少しちぎって、
穴の形に切って木工ボンドでくっつける方法もあります。(木工ボンドは乾くと透明になります。)
困った③:ネジがなめた。
ネジ頭の十字溝が崩れて無くなることを、なめると言います。原因は、
・固い材料に無理してねじ込もうとした。
・ネジに対して、真っ直ぐドライバーを当てていなかった。
・ビットの大きさが合っていない。
などが挙げられます。
(ビットとは・・・電動ドライバーの先端につけるプラスドライバー。
1番ビット(小)、2番ビット(中)、3番ビット(大)と大きさがあり、通常は2番ビットを使用します。
なめたネジは、プライヤーでグッと掴んで、逆回転で手回しで外します。
プライヤーで掴むほどネジ頭が出ていないときは、潰れた所に、極細のキリで穴を掘り、
その穴を利用してネジを回して外す専用の工具があります。
ホームセンターで売っているので、覚えておくといいでしょう。
困った④:取り付けたネジが壁を貫通してた。
手すりをつける壁の裏側が、真壁(和室の壁)や戸袋になっていると、
壁自体薄いのでネジが貫通する場合があります。
和室の塗り壁なら、左官屋に塗り直しを頼まなくてはなりません。
大事にならないように、手すりをつける壁の裏側がどうなっているか、
必ず確認しましょう。